2025/12/11 21:26
ライカ速写ケースを作製致しました!
速写ケースって何?
こんな感じの革ケースです!

この速写ケースの良さはレンズを付けたままカメラ全体を保護でき、蓋を外せばすぐに写真が撮れるところにあります。
なるほど”速写”ですね!
英語でEveready case。everとreadyでいついかなるときも、常時みたいな意味があっていついかなる時もすぐに撮れますみたいな感じで語感が良いですね♪
距離計でもたもたしてますがこんな感じで使います(笑)
今回速写ケースを作ろうと思ったのはいくつか理由があります。
①純正ケースのリペアでは革質が悪すぎてリペア不可なことがあること。
②レンズまで覆えるケースが新品で売られていないこと。
③この動画のようにライカA型をⅢf用のやや大きいケースで使っていたところとある外国人からコメントでデカ過ぎwwと言われたので(笑)
ということでまずはベースとなるパーツの作製です。
純正の速写ケースを全バラします。

そしてそれを寸法取りしてCADで設計図作成です。
これをベースに革を切り出し順番に縫っていきます。
そして完成がこちら。

正直かっこいいです(笑)
自分で言うのもなんですがかなり良くできたのではないでしょうか?
全体ないし純正と比べるとこんな感じです。








ちなみにレンズ部が平べったいのと山高のなってるのとありますが平べったいのは沈胴時エルマー用で山高はズマール用です。
ズマールも沈胴式ですがやや背が高いので山高にしているのかもしれないですね。
革ケースはかなり種類があり、ファインダー装着時用や水中用なんかもあります。
それらはレアリティが高くお目にかかることもほぼないのですがこだわりがLeitzの本気を感じます。
今回作製したのは黒ですが次回は茶色を作製し販売予定です。
もちろん受注も承っておりますので欲しい!と思ったらお気軽にご連絡くださいませ~♪
ちなみに素材はすべて素性が分かっているもので構成されております。
今回は
革:英国クレイトン社製ブライドルレザー
糸:アメリカンアーティフィシャル社製シニュー糸
スナップボタンおよびカシメ:協進エル
肩ベルト:栃木レザー
内張り:東レ ウルトラスェード
ネジ:純正ケースから移植
特にネジは純正ケースからの移植になりますので作製難度が上がるのですがやはりコレじゃないと雰囲気出ませんよね!
ミシンでは縫えないのですべて手縫いです。
どうぞよろしくお願いいたします~m(__)m
